転職の軸ってどうやって作るの?
自分はとにかく「残業を減らしたい」んだけど、これって転職の軸になるの?
転職活動をはじめると「転職の軸を決めることが大切」ということを見聞きすると思います。ただ、転職の軸ってどういうこと?どうやって作るの?と疑問に思っている人も多いと思います。
ここでは、39歳で未経験転職で年収UPに成功した筆者が30代からの転職の軸の作り方を解説します。
転職の軸をつくるのに役立つワークシートも用意していますので、是非ご活用ください。
実は転職の軸は何も1つに決める必要はありません。また明確に「これだ!」と決めなくてはいけないものでもありません。このあたりも説明できればと思いますので是非最後まで読んでみてください。
転職の軸とは?
転職の軸とは、企業を選ぶ際に軸となる条件、ゆずれないポイント。端的には「転職をすることで何を実現したいか」ということです。
「給与を上げたい」「もっとスケールの大きな仕事がしたい」「とにかく残業を減らしたい」など転職でもとめるものは人それぞれです。
ただ一言で「給与を上げたい」といっても「残業しても稼ぎたい」と考える人と「基本的に定時で帰りたい」と考える人では選ぶ企業も変わってきます。
企業選びの際は様々な比較検討要素がでてきますので、自分の実現したいことをできるだけ解像度を上げて、優先順位をつけていくことが必要になります。
転職の軸の利点は大きく3つあります。
1. スムーズな企業選び、転職活動ができる
2. 企業とのミスマッチを防げる
3. 面接で転職理由、志望動機として活用できる
転職の軸が明確であれば選考企業も容易になりスムーズな転職活動ができます。仕事をしながらの転職活動はただでさえ大変です。企業選びの段階から迷走するとなかなか内定まで辿り着けません。
転職の軸が定まると、面接の際にも有利です。なぜかというと、転職の軸をそのまま転職理由や志望動機として使えるからです。転職理由や志望動機が明確で納得感があると面接でも先方にも好印象です。
企業とのミスマッチ、転職後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐためにも転職の軸は重要です。軸が曖昧なままではそもそも内定も難しいですが、仮に運良く内定がでても「この会社でよいのか?」また転職後も「本当にこの会社でよかったのか。。」とモヤモヤと悩みを抱えることになります。
転職の軸は転職活動の上でまずはじめに取り組むべき最重要ワークです。
転職の軸の作り方
転職の軸の作り方は以下の3つのステップです。
①現状の不満と理想の未来を書き出す
②理想の仕事の条件を多角的に確認する
③優先順位をつけて、転職の軸を決める
それでは、ここから各ステップを解説していきます。
ワークシートを用意してますので、是非活用ください。
ステップ1:現状の不満と理想の未来を書き出す
まずは転職しようと考えた理由を思いつくままに書いてみてください。
今の仕事で不満に感じていること、「これは嫌だ」という観点と、理想的な働き方「こうありたい」という両方の観点から書くとより思考が整理されます。
一通り書き終わったら、下記の点について考えてみましょう。
- 理想を叶えるためには転職しか手段がないか
- 仕事内容、人間関係、待遇などどういったカテゴリーの不満が多いか
- 特に強い不満や希望はどれか
ステップ2:理想の仕事の条件を多角的に確認する
次に一般的に転職の条件として挙がる事項を確認して(ワークシート:転職条件のリスト参照)自分にとっての重要度を確認していきましょう。
今の不満の解消や未来への希望だけで考えていると、今満たされている部分がみえなくなります。転職をすると得るものもありますが失うものも必ずあります。
「働く」ということを多角的にみて、自分の理想の仕事のために必要な条件を網羅しましょう。
ワークシートに記載されている条件はあくまで一般的な例ですので、自分に当てはまらないものは削除、リストになくとも気になる条件があればどんどん追記してください。
さらにステップ1で書いた内容もカテゴリーに分けて転職の条件リストに追記してください。
ステップ3:転職の軸を決める
最後にリストにある条件に優先順位をつけて転職の軸を決めます。
すべての項目を順位付けする必要はありませんが、自分にとって重要度の高いトップ5は順位付してください。同時に最悪捨ててもいい条件も確認してマーキングしましょう。
順位付ができたら、1位の条件を元に転職の軸を言語化してください。
この条件リストは転職活動で企業選定や内定受諾の際に迷った時に立ち戻れる資料になりますので、保管しておいてください。
以上で転職の軸は完成です。
転職の軸をつくる際のポイント
最後に転職の軸を作ったり、活用する際のポイントを3つご紹介します。
転職の軸は変わってもいい
転職の軸は途中で変わってもかまいません。
自己分析をしていく中での気づきや選考を受ける中での発見で軸が変わることもあるかもしれません。
ただし、転職の軸を変える場合はその変更が本当に自分の望む未来につながっているのか、ただ「その方が楽だから」でないかを確認してください。
「楽だから」という理由で決断をすると、その後さらに悩むことにつながります。
2つの転職の軸
転職の軸はそのまま面接での転職理由や志望動機として使えます。
ただもしあなたの転職の軸が企業側にメリットがない内容の場合は、企業向けの転職の軸=転職理由をつくる必要があります。
例えば「残業ゼロ」が自分の転職の軸だったとした場合、
面接で「今の会社は残業が多く毎日終電近くまで仕事をしているので、残業ができるだけ少ない企業への転職を考えています」と伝えると、意味はわかりますが、魅力的には映りません。働く気あるのかな?と疑問を持たれてしまうかもしれません。
この場合は自分の転職の軸「残業ゼロ」は転職エージェントを通じて確認したり、面接の逆質問でさらっと切り出す程度にして、転職理由は自分の条件リストの優先順位2位、3位の内容で企業に好意的にとられる内容を選んで伝える方がベターです。
本当の転職の軸と対外的な転職の軸を上手に使い分けましょう。
転職の軸は完璧でなくてもいい
転職の軸は完璧でなくても大丈夫です。
私は39歳で未経験転職をしました。年収も上がり、残業も格段に減って人間関係も改善したので、転職は大成功をしたのですが、転職の軸が完璧だったかというとそうでもありません。
参考までに私の転職の軸は下記です。
「 今の企業よりよければ転職する。副業をする時間確保のために残業が少なく余裕のある企業で年収UPは必須。 」
見ての通り、転職の軸を呼べないくらいふわっとした感じです。残業をへらしたい、給与もあげたい、あまりノルマの厳しくない余裕のある企業で働きたい。そんな3つくらいの条件が入り乱れてます。
しっかりと時間をとって考えたにも関わらず、私のようにうまく優先順位がつけられない場合は、無理に1つに絞ろうと悩まずに多少ふわっとした軸まま転職活動をすすめてみてください。
転職の軸に思い悩み転職活動をスタートできないくらならある程度の軸でOKです。
明確な夢から逆算して生きるのが必ずしも正解ではありません。
よくわからなくなったら自己分析と無料相談
転職の軸を考えていく中で迷子になったら自己分析をしてみてください。
自己分析をすることで自分が本当に何を求めているのか、どんなことができるのかを知ることができます。自己分析のやり方は下記にまとめていますので参照ください。
もう一つとても有益なのがポジウィルの無料相談です。
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