今の会社ブラックかも、、職場の雰囲気悪いしもう辞めたほうがいいかなぁ
でも転職もリスクあるしねぇ、、
給与がなかなか上がらない、残業が多くて辛い、人間関係が悪い、など働いていると「このままこの会社に居ていいのか、、」と不安になることがあると思います。
ただ仮に今の会社に不満があっても、人は慣れ親しんだ今を維持するような現状維持バイアスが働くので退職や転職になかなか踏み出せないことが多いです。
それでも自分に合わない会社や所謂ブラック企業で人生の貴重な時間を無駄にするのはもったいない。
私は我慢をして自分に合わない会社で10年以上時間を無駄にしました。アラフォーで何とか脱却して今は自分に合った超ホワイト企業でやりがいを持って働けています。結果的に給与も100万円ほどあがりました。
ここでは「うちの会社大丈夫かな?」「そろそろ見切りをつけた方がいいんじゃないかな?」
と考えている方にどういった特徴がある会社は見切りをつけた方がよいかを解説します。
私は新規事業創出を仕事にしており、個人では株式投資で3000万円ほどを運用していますので、マーケットと企業分析の客観視点も織り交ぜてご紹介します。
自分の会社がヤバいと分かった時にとるべき具体的な行動についてもお伝えしますので、是非参考にしてみて下さい。
見切りをつけて辞めた方がいい会社13の特徴
早速、見切りをつけた方がいい会社の特徴をご紹介していきます。
当てはまる項目が多いほど早めに別の選択肢に動いた方が正解です。
①衰退産業
まず今の会社が衰退業界にいる場合は見切りをつけた方がよいでしょう。
衰退産業ではどんどん少なくなるパイを生き残りをかけたコスト競争が繰り広げられています。
こうなると新しいシステムを導入したり、新規のビジネスのための費用を年収できないなど、新陳代謝が悪くなり会社として負のスパイラルに陥ります。
会社の雰囲気も悪くなり、ボーナスカットなども起こりえます。
会社の業務に日々没頭していると産業全体を見渡せなくなりますが、改めて自分の会社がいる業界の行く末を考えてみましょう。
こちらは2021-2022年の業界別成長ランキングのトップ10とワースト10です。
業界動向リサーチというサイトで簡単に調べることができます。
人気Youtuberサラタメさんの書籍「シン・サラリーマン」には業務量と年収をマッピングした業界図も紹介されています。本の内容もとてもためになるので、興味のある方は是非読んでみてください。
②競争力がない
会社の業績が悪く競争力がない、もしくは失っている会社も見切りをつけましょう。
企業は何かしらの得意分野、USP(ユニーク・セリング・プロポジション=他社が簡単に真似できない差別化ポイント)を持っています。
圧倒的なブランド力、全国に店舗を持っている流通力、特有の特許を多数保有している、など。
投資の世界では「経済的な堀」ともいい、投資の神様ウォーレンバフェットも企業をみる際の最重要事項としているポイントです。
「経済的な掘」が形成されていないビジネスは他社の参入や環境の変化ですぐに競争力を失います。
今の会社の強みは何か?、会社はその強みに磨きをかけ続けているか?、新しい強みを形成しようとチャレンジしているか?会社の強み、競争力について今一度考えてみましょう。
①無形資産(ブランド、特許、行政許可)
②乗り換えコスト
③ネットワーク効果
④コストの優位性
③財務力がない
事業がうまくいっていても財務が弱い会社は見切りをつけた方がよいでしょう。
極端な話し、利益があがっていてもお金周りが悪いと手元のキャッシュがなくなり黒字倒産してしまいます。
会社の財務状況は財務諸表で確認できます。キャッシュフローがプラスになっているか、自己資本率が40%を超えているかを確認しましょう。
キャッシュフローがマイナスだとお金が回っておらず手もと資金が減っていることを意味します。
営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローがプラスになっているか確認しましょう。
・営業キャッシュフロー
本業の事業でのお金の動き。マイナスの場合は売掛金の回収や買掛金の支払い延期などの資金繰りが必要になります)
・投資キャッシュフロー
設備投資など投資に関するお金の流れ。投資キャッシュフローがマイナスということはそれだけ投資をしているということなので悪いことではありません。
・財務キャッシュフロー
資金調達によるお金の流れ。銀行からの借入や配当金の支払いなどがあたります。例えば銀行からの借入返済はマイナス、借入による収入はプラスで表されます。
・フリーキャッシュフロー
「フリーキャッシュフロー」=「営業キャッシュフロー」- 「投資キャッシュフロー」
フリーキャッシュフローがマイナスだと手もとのお金が減っているということなので、一時的ならよいですが、継続的に続くと危険です。
自己資本比率はどれだけ借金をして会社を経営しているかの指標です。
借金が多すぎると最終的に返せなくなって倒産するリスクがでてくるため一般的には自己資本率は高い方がよいとされます。40%以上であれば倒産しにくいでしょう。
優良企業は50%以上、普通企業で20~40%、赤字企業になるとマイナスになります。
上場会社であればバフェットコードというサイトで図解されたバランスシートが簡単に確認できます。
トヨタの例でみると、自己資本比率が37.9%、営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローともにプラスということがわかります。
④時代遅れ
時代についていけてない会社も見切りをつけたほうが賢明です。
現代はテクノロジーの進化や社会課題の多様化によりビジネス環境が目まぐるしく変わっていきます。
SDGs、 DX、AI、ジョブ型雇用、働き方の多様化など、企業は時代にあったテクノロジーの活用やルール改正が必須です。
もし今の会社が何の変化もなく、従来のシステムや制度のままの場合は将来的に競争力を失う可能性が高いです。DX導入が遅れると業務負荷にも影響します。
時代についていけない会社からはなるべく早く退散しましょう。
⑤給与が安い
給料が安いと感じているなら、他社への転職の選択肢を模索しましょう。
今は人材が足りない売り手市場なので、転職での年収アップできる可能性が以前より高いです。
給料が安いと言うのは、業界全体が儲かってないもしくは今の会社の業績が悪い可能性があります。個人の努力では、なかなか難しいところもありますので、稼ぎやすい場所に移るのはおすすめです。
「お金よりやりがい」と感じる人もいるかもしれませんが、やりがいを搾取する会社もありますので、まずは転職サイトや転職エージェントへ相談して、自分の市場価値を知ることから始めてみましょう。
⑥残業が40H以上
残業が常態化している会社も見切りをつけるべき会社です。
具体的には月40時間以上の残業があるようであれば、今の会社はやめておいたほうがよいでしょう。
長時間労働は、心身ともに疲弊します。その結果、パフォーマンスが落ちて作業効率が落ちる。効率が落ちるので、作業時間が長期化すると言う負のスパイラルに陥ります。
残業の常態化は個人の能力の問題ではなく、会社のシステムがうまく機能していないと言うことです。
経営能力のない会社ということですし、毎日の残業はストレスが溜まり健康に悪いので早めに脱却しましょう。
⑦休みが取れない
有給が取れない、取りにくい雰囲気がある会社はやめておきましょう。
有給は労働基準法に定められた労働者の権利です。有給を取らせないこういは厳密にいえば法律違反です。
こういった点を甘くみている企業はコンプライアンスの意識が低く、顧客からの信頼も失いやすく、社内でパワハラなどに繋がるケースも多いです。
よい会社とは言い難いのでやめておきましょう。
優秀な民族してしられるユダヤ人は「シャバット」という休息日を厳格に守り、大事にしています。
よい仕事にはよい休みが必要です。
⑧人間関係が悪い
社内いじめ、パワハラ、噂話や妬みなどなど
社内の人間関係が悪い企業は見切りをつけましょう。
人間関係は精神衛生上とても大事です。人の幸せに一番寄与するのは人間関係だと言うハーバードの研究結果も出ています。
特に、特定の個人の問題でなく、組織全体の人間関係が悪い、上司がいがみあっている、風通しが悪いなどといった会社は改善の余地も少ないので早めに他の選択肢を探りましょう。
⑨優秀な人がやめていく
優秀な人がどんどん辞めていく職場も危険です。
優秀な人は先を見通す目をもっている為、ダメな会社は早々に見切りをつけます。
優秀な人が辞めていくとチームの生産性も落ちるので残された人は残業や意味の無い業務が無限に増える可能性もあります。
裏を返せば今のキャリアを活かしてよりよい転職先があるということです。
ダメ社員の中に埋もれてしまう前に他の選択肢を探しましょう。
⑩優秀な人材が入ってこない
優秀な中途社員が入ってこない会社も見切りをつけた方が良いかもしれません。
中途採用の社員は、会社をよく見て入って来ます。優秀な社員ほど下手な会社へは転職をしません。
もしあなたの会社が中途採用で、なかなか人が取れない。もしくは採用された人がいけてない。そんな場合は要注意です。
採用力は企業の戦闘力です。採用がうまくいってない会社はやめておきましょう。
⑪成長できない
自分が成長できないと感じたら職場を変えるタイミングかもしれません。
何年間も同じルーティン業務、挑戦が推奨されない、社員教育がゼロなど成長機会が著しく少ない会社は要注意です。
慣れ親しんだ業務は、今は楽かもしれませんが、そのままいくと自分の成長がとまります。
自分の市場価値を上げておかないと転職することが難しくなり、結果的に会社にぶら下げるしかなくなります。人生の自由度が下がりますし、最悪会社が倒産でもしたら路頭に迷うことになります。
誰もがエースになる必要はありませんが、少しずつでも自分の成長を実感できる環境に身を置きましょう。
⑫3年以上やってなんの充実感もない
仕事を3年以上続けて何の充実感もない場合も、職場を変えるタイミングです。
私たちは仕事に多くの時間をさきます。その仕事に全く充実感がないとなると何のために生きているのかが分からなくなり、ストレスが溜まります。
仕事は、淡々とこなし、プライベートを充実させると言う生き方もありますが、この場合、プライベートをストレス発散につかってしまう可能性もあります。嫌な仕事でストレスをためて、週末そのストレスを発散するだけで人生が終わってしまいます。
少しでも自分の興味や充実感につながる仕事につけると結果的にプライベートもさらに充実します。
是非あきらめずにより良い選択肢を模索してみてください。
⑬尊敬できる先輩上司がいない
会社に尊敬できる先輩や上司がいない場合も会社を辞めることをおすすめします。
会社の先輩や上司は未来のあなたです。彼らを見て希望を持てないのであれば、その会社にいても幸せにはなれません。
また、会社にはカラーがありますので、マネージメント層のメンツを見て共感できないのであれば、今の会社があなたに合っていないと言う可能性が高いです。会社のカラーと自分が合っていないと昇進もしにくいので、自分にもっとあった会社に移った方が評価される可能性があがります。
良いロールモデルがいると、自分の成長にもつながります。
自分に合った環境を選びましょう。
やめるべき会社に居続ける3つのリスク
ここまで見切りをつけるべき会社の特徴を見てきました。
ただ、実際に退職、転職となると不安もありますし、中々勇気がでないこともあると思います。
転職は人生の大きな決断ですしリスクもありますので、そう簡単に決められないのはわかります。
ただ見切りをつけたほうがいい会社に居続ける方がリスクが高いことは認識しておきたいところです。
やめるべき会社に居続けるリスクは大きく3つです。
①健康を害する
長時間労働やパワハラ、ネガティブな雰囲気などは心身を疲弊させます。
最悪、鬱になるとリカバリも時間がかかり大変です。すべては健康の上に成り立っています。
心身のケアは重要です。
②お金を失う
仕事でストレスが溜まると、その発散にお金を使うようになります。
ショッピングで浪費したり、暴飲暴食で深夜まで飲み、明かしタクシーで帰宅など建設的なお金の使い方がなかなかできなくなります。貯金ができないと老後にお金が足りずない事態にも陥ります。
③人間関係が悪化する
仕事のストレスは、人間関係にも悪影響及ぼします。家族に当たってしまったり、友人と疎遠になったり、自分の大切な人との人間関係が壊れるケースもあります。
家族のために頑張って働いているのに結局家族を不幸にしているということが起こりえます。
お金より大事なものがあなたの大切な人との人間関係です。
やめるべき会社に居続けると人生における大事な3つの要素を台無しにする可能性があります。
辞めた方がいい会社にいる人がとるべき3つのアクション
今の会社が見切りをつけた方が良い会社だとわかったら、次に繋がるアクションを起こしましょう。
ここでは3つ紹介します。
キャリアコーチに相談
キャリアコーチとは、あなたが理想のキャリアを歩むためにどうすればよいのか一緒に考えて支援してくれるサービスです。
まず自己分析を行い、あなたの強みや特徴を深掘りして理想の状態を考えていきます。その上で自分に合った働き方を探していきます。その上で転職、部署異動、独立などとるべき手段を決めていきます。
転職サービスではないので、求人紹介はされませんが、転職活動をする前に、まずどこを目指すべきなのかを整理するのに非常に有効です。コースによっては転職活動のサポートも受けることができます。
キャリアコーチングは数年前から始まった比較的新しいサービスですが、利用者の反響が大きく非常に人気の高いサービスです。
私も実際にキャリアコーチングを受けたことにより、自分の理想の働き方にたどり着くことができたのでとてもお勧めです。
キャリアコーチング自体は数十万円と高額なのですが、今なら60分の無料相談があるのでお金を払いたくない人はこの無料相談だけでも充分価値があります。
キャリアコーチングは何社かありますので、複数のキャリアコーチングの無料相談を使い倒すと言う方法もあります。
転職エージェントに相談
今の会社に見切りをつけて、転職をする際に実際の転職活動を始める前に、転職エージェントを使って自分の市場価値をざっくりと把握しておくことをおすすめします。
転職エージェントに相談する際の注意点はエージェントに主導権を渡さないことです。転職エージェントは転職を成立させることで売り上が上がるので、基本的には転職する方向に話を進めていきます。
転職エージェントに主導権を握られると、最悪自分の意図とは違う会社に転職となりますので注意しましょう。
・市場価値
自分の市場価値。今の年収とスキルや経験が合っているか、転職で年収UPがねらえるのかなど。
・業界トレンド
最近需要の多い業界や興味のある業界のトレンドなど。
・働き方トレンド
気になる企業や業界のワークバランスやリモートワーク浸透度など
・求人動向
求人数や転職するならいつ頃がよいか、自分の年代で需要の多いスキルは何か。
・未経験について
新しい業界や職種に興味がある方は、今もっているスキルや経験でどんな可能性があるか、難易度等。
・自社のイメージ
自社のイメージを聞くことで自分の会社のイケてる度を探る。
・過去の転職者動向
今の会社の過去転職者がどんな企業に転職しているか。
・自分の希望求人の有無
自分が理想とする条件の企業はあるか、ないのであればどの点を妥協すると見つかるか。
・求まられるスキル
自分の年代や職種で企業側からよく求められるスキルは何か?
公開求人数 | 対象年代 | 特徴 | |
リクルートエージェント | 約34万件 | 20~50代 | 総求人数No.1、 業界トップクラスの実績 |
doda
| 約18万件 | 20~50代 | 業界トップクラスの求人数 地方の転職にも強い |
マイナビエージェント | 約6万件 | 20~30代 | 若年層から支持 手厚いサポートに定評あり |
転職・スカウトサイトに登録
転職エージェントとは別に、転職求人サイトに登録をして、具体的な求人をいくつか見てみましょう。
自分の気になる業界や職種でどのような人材が求められているか、自分のスキルを生かせそうな求人がどのくらいあるかを把握してみましょう。
Wantedlyと言うマッチングサイトでは、企業の採用担当の方と気軽に話せるような仕組みもありますので、こういったところで面接と言う堅苦しい場でなく、フランクな会話をしてみるのもとても有益です。
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「今の会社に色々と不満はあるけれども、転職するのも不安、自分なんて外で通用するのかな」私はそう考えていました。
そんな思いから、なかなか転職活動に踏み出せなかったのですが、実際には自分を評価してくれる会社はいくつかありました。
自己分析で自分の本当にやりたいことを確認して、自分軸の転職活動に真面目に取り組みめば、今より自分に合った会社に必ずで出会えると思います。
本サイトでは、自分のやりたいことを見つける自己分析から内定退職までの転職活動を成功させるティップスを掲載しています。是非関連記事も参考にしてみてください。
あなたがより新しいキャリアを築かれることを心から望んでいます。
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