転職エージェントに相談する前に準備することってあるのかな?
まだ転職するか決めてなくて、ただの相談だけどいいのかな?
こんな疑問に答えていきたいと思います。
結論から話すと転職エージェントは相談だけの利用でも問題ありません。
そして転職エージェントに面談する際に準備することは3つだけです。
- 履歴書、職務経歴書(完璧でなくてOK)
- 源泉徴収(給与を伝えるため)
- 転職を考えている理由、希望
面談をより有意義にするために以下の2つのポイントも抑えておきましょう。
- 転職エージェントの立場を理解する
- 自分が相談で聞き出したいことを明確にする
特にこの2つのポイントをしっかりと理解しておくことが重要です。
私は20代での転職活動では転職エージェントに、ないがしろにされたこともあり、うまくいきませんでしたが、その後39歳で臨んだ転職活動では転職エージェントを上手に使うことで未経験転職で年収アップ、ワークライフバランスも手に入れることができました。
転職エージェントとの付き合い方で一番重要なのはエージェント任せにするのでなく、主体的に情報をとりにいくことです。
あくまで主軸は自分。転職エージェントに振り回されるのではなく、自分が使い倒すことを意識することが重要です。
それではここから転職エージェントに相談だけするときの準備について細かく解説していきます。
転職エージェントへの相談は転職を具体的に考えていなくても大丈夫
転職エージェントへのキャリアの相談というと、「転職するかまだ決めていないし、求人とか送られてきてもうざい」「何か値踏みされそうで怖い、、」などと感じる方もいるかもしれません。
ただ転職を具体的に考えていなくても、転職エージェントを利用して今の自分の立ち位置、市場価値を理解しておくことは非常に有益です。
今の自分のスキルと給与は釣り合っているのか、自社の業界は今後も成長するのか、今どういった会社が人気なのかなどなど。
極論、転職する気なんてなくてもいいのです。転職する気は全くなくても自分の市場価値を確認するため、世の中どんな業界が儲かっているのかなどを確認するために転職エージェントを利用しましょう。
普段は忙しくてなかなか考える時間がないかもしれませんが、そんな方こそ人生の節目で自分のキャリアを振り返りることでに意義があります。
特に終身雇用がすでに崩壊していて、今では30代では半分以上、40代では6割以上の人が転職経験者です。今後どこにいっても通用するビジネススキルを身につけていくこおがこれまで以上に必要になってきます。
転職エージェントは職のプロ。キャリアに関する様々な情報を持っています。これらの情報に無料でリーチできるのですから利用しない手はありません。
いつ会社から去らなくてはならない事態になっても困らないように、今より条件の良い職場を知るためにも、転職エージェントと定期的に話をして、健康診断のように自分のサラリーマン戦闘力を確認しておきましょう。
転職エージェントは相談だけの利用でも問題ない
転職エージェントへの相談は具体的に転職をすると決めていなくても問題ありません。
転職エージェント各社も相談だけでOKと記載しています。
リクルートエージェント(https://www.r-agent.com/guide/articleqa/5093/)
転職エージェントでは、“転職活動”のバックアップをしています。すぐに転職する予定がなくても、現在の不安や危機感について、経験豊富なキャリアアドバイザーに相談することで、新たな選択肢や隠れた可能性を見出せるかもしれません。
また、長期的なキャリアプランの相談には、採用動向や経験·スキルを考慮して、プロの視点でキャリアプランを提案しています。
なお「転職を強くすすめられるのでは?」と心配する必要はありません。今後のキャリアに不安を感じたり、現在の仕事を続けるべきか迷っていたりという場合は、気軽に問い合わせてみることをおすすめします。
マイナビAGENT (https://mynavi-agent.jp/service/faq/agent/1516.html)
まだ転職の意思がしっかりと固まっていないうちに転職エージェントを利用するとなると、どこか申し訳なさを覚えてしまう方もいるでしょう。しかし転職エージェントは相談だけでも利用可能です。
転職エージェントでは、転職キャリアプランを含めた「転職活動全体」をサポートしています。いますぐに職場を変えるつもりがないという方も、長期的なキャリアプランの相談が可能です。
「転職したほうがよいのだろうか」「どのような職種に適正があるのだろうか」など、自分だけでは判断できない悩みを抱えているのなら、転職エージェントにぜひ相談してみてください。
ただどの転職エージェントでもいいというわけではなく、相談するのに適した転職エージェントとそうでない転職エージェントがいます。
相談だけの面談におすすめなのは、人員が多く、サポートが厚く、情報を多く持っている転職エージェント。
具体的には下記の3社です。
公開求人数 | 対象年代 | 特徴 | |
リクルートエージェント | 約34万件 | 20~50代 | 総求人数No.1、 業界トップクラスの実績 |
doda
| 約18万件 | 20~50代 | 業界トップクラスの求人数 地方の転職にも強い |
マイナビエージェント | 約6万件 | 20~30代 | 若年層から支持 手厚いサポートに定評あり |
転職エージェントに面談に必要な3つの準備
転職エージェントには相談だけでもOKとは言っても事前に最低限の準備が必要です。
転職エージェントの面談に必要な準備は3つです。
- 履歴書、職務経歴書(完璧でなくてOK)
- 源泉徴収(給与を伝えるため)
- 転職を考えている理由、希望
それぞれ説明していきます。
履歴書、職務経歴書(完璧でなくてOK)
面談前に履歴書、職務経歴書を書いておきましょう。
多くの転職エージェントではこれらの書類を個人のページにアップロードできるようになっていますので、作成してアップロードしておくと面談で無駄がなくなります。
履歴書、職務経歴書と聞くと面倒だと感じるかもしれませんが、完璧でなくてよいので次のポイントに気をつけながら短時間でまずは書き切ってみましょう。
- 自分の強みを2つ、3つ記載する
- 強みを説明するエピソードを書く
- 具体的なスキルを記載する(英語、マネジメント、法人営業など)
履歴書と職務経歴書のフォーマットはいくつかありますが、dodaとリクルートエージェントのサイトにシンブルで書きやすいものがありますので、参考にしてください。
・履歴書JIS規格:https://doda.jp/guide/rireki/template/
・職務経歴書:https://www.r-agent.com/guide/article3148/
職務経歴書を書くのは自分のこれまでのキャリアの棚卸しや強みの整理になりますので、非常に有意義です。面談の前に企業への自分の売り込みポイントを整理しておきましょう。
源泉徴収(給与を伝えるため)
面談の際に給与についても話しにあがります。
その際に今の給与を正確に伝えれるようにしておきましょう。源泉徴収があると伝えやすいです。
年収500万円といった額面だけでなく、どんな手当ももらっているか、ボーナスの影響度、毎月の手残りなど面談前に把握しておくと話しがスムーズになります。
転職を考えている理由、希望
特に転職を考えていない場合でも、面談をする以上転職を考えている理由や希望する企業は考えておきましょう。転職をする姿勢が全くない人間にはエージェントも話しはしてくれません。
おそらく今の職場ですべてがパーフェクトという方は少ないと思います。
普段ここが改善できたらなという点を起点に転職を考えている理由を作っておきましょう。
例えば「今の職場に大きな不満はないが、もっと裁量の大きい仕事ができる職場があれば、もっとワークバランスを重視した企業がないかと考えて面談を申し込みました。」など今後条件がいい企業があれば転職も考えたいというニュアンスを伝える。
希望としても例えば「職種は今とおなじ法人営業。業界はITや無形商材に興味があるのですが、30代後半で異業界に転職は難しいでしょうか?」など、職種や業界、規模など何かしらの意向を伝えるようにしましょう。
仮に転職しないとしてもこう言ったことを事前に考えることは自分の今後の働き方を考える上でも有益です。
転職エージェントとの面談を成功させるための2つのポイント
面談のための3つの準備ができたら面談を申し込むわけですが、より面談を有益なものにするためには2つのポイントがあります。
- 転職エージェントの立場を理解する
- 転職エージェントに「悩み相談」はあまり意味ない
転職エージェントの立場を理解する
転職エージェントは相談はもちろん、転職活動のサポートまですべて無料で提供してくれるありがたい存在なのですが、基本的に私たち求職者の味方ではありません。
転職エージェントにとって私たちはあくまで商品、お客様は採用する企業です。
売上は採用をかけていた企業から上がるわけで、その求人の年収の3ヶ月分ほどを受け取っています。
転職エージェントは年収の高い人材をできるだけ転職させることで利益があがります。
エージェントの中には人当たりはよいがとにかく転職に導こうと誘導してくる人も少なくありません。仮にあなたの話しを親身に聞いてくれたとしても立場上は採用企業側であることを覚えておきましょう。
転職エージェントに「悩み相談」はあまり意味ない
転職エージェントとの面談でこのポイントが一番大事なのですが、実は基本的に転職エージェントに「悩み相談」することには意味がありません。
転職エージェントへは「悩み相談」をするのでなく、「キャリアに関する質問をして必要情報を引き出す」という態度で臨むべきです。主導権はあくまで自分。自分が必要な情報収集するというスタンスを忘れないでください。
もし確認したいこと知りたい情報がないのであれば面談をしても意味がありません。自分がよけい混乱して終わる可能性が高いです。
「やはり転職したほうがいいですかね、、?」「やりたいことがいまいちわからなくて、、」「年収よりワークバランスが大事ですかね?、、」こんなことを聞いても意味はありません。
転職エージェントは悩み相談の相手ではありません。エージェント側も困ってしまいますし、意向が定まっていないことを逆手にとって転職の方に誘導するエージェントもいるかもしれません。アドバイスという名の誘導にどんどんしたがっていったら受かりそうな企業を受けさせられ自分の希望とはずれた転職をしてしまう可能性もあります。
転職エージェントは悩みを相談するのでなく、自分がキャリアを考える上で欲しい情報源として活用するのがおすすめです。
転職エージェントから得られる情報として具体的なポイントは次にまとめました。
もしキャリアについての悩みやモヤモヤを相談したいのであれば、キャリアコーチングがおすすめです。
キャリアコーチングとはキャリアの設計や転職活動をサポートしてくれるサービスで、初回は45分の無料面談があります。キャリアのプロから客観的な意見ももらえるので自分の悩みが整理されるのでおすすめです。キャリアコーチングは転職エージェントとは違い無理に転職させようとしてこないのもメリットです。
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面談でのおすすめ相談内容〜9つのポイント〜
転職エージェントとの面談で確認したいポイントは人それぞれですが、面談で確認できるおすすめの情報を参考のため下記ご紹介します。
・市場価値
自分の市場価値。今の年収とスキルや経験が合っているか、転職で年収UPがねらえるのかなど。
・業界トレンド
最近需要の多い業界や興味のある業界のトレンドなど。
・働き方トレンド
気になる企業や業界のワークバランスやリモートワーク浸透度など
・求人動向
求人数や転職するならいつ頃がよいか、自分の年代で需要の多いスキルは何か。
・未経験について
新しい業界や職種に興味がある方は、今もっているスキルや経験でどんな可能性があるか、難易度等。
・自社のイメージ
自社のイメージを聞くことで自分の会社のイケてる度を探る。
・過去の転職者動向
今の会社の過去転職者がどんな企業に転職しているか。
・自分の希望求人の有無
自分が理想とする条件の企業はあるか、ないのであればどの点を妥協すると見つかるか。
・求まられるスキル
自分の年代や職種で企業側からよく求められるスキルは何か?
あくまで一例ですが、自分の市場価値や転職市場のトレンド、希望業界や職種について確認できると今後のキャリアを考える大きなヒントになります。
相談しやすい転職エージェント3社
最後に、転職は具体的に考えていないが相談だけしてみたい場合の相談しやすいおすすめ転職エージェントを3社紹介します。
下記3つのポイントから3社ピックアップしました。
- 求人数(豊富な公開、非公開求人)
- 会社規模(大きい方が情報が多い)
- エージェントの質、相談のしやすさ
リクルートエージェント
- 人材業界大手!圧倒的な求人数
- 公開求人数34万件以上、非公開求人27万件以上
- ほぼ全ての業界、職種が見つかる
- 転職のイロハが学べる
- 思わぬ企業との出会いが期待できる
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リクルートエージェントは圧倒的な求人数を保有する業界最大規模の転職エージェントです。数多くの求職者が利用しています。
リクルートエージェントにはこれまで累計37万人の転職支援を通じて得た深いノウハウや知見があります。それらの知見を活かしたエージェントを通じて転職活動のアドバイスをいただくことができます。
転職活動をするにあたり最低限登録をしておいた方がよいエージェントです。
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リクルートエージェント基本情報
運営会社 | 株式会社リクルート |
サービス内容 | ・カウンセリング ・求人検索、紹介 ・履歴書添削サービス ・面接対策 ·企業との調整、交渉 ・転職ノウハウ |
公開求人数 | 約344,000件 |
非公開求人数 | 約274,000件 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | すべて無料 |
doda
- 人材業界大手!求人サイトとスカウト機能あり
- 公開求人数18万件以上
- ほぼ全ての業界、職種が見つかる
- 転職セミナー、イベントが充実
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dodaもリクルートエージェントに並ぶ大型の総合転職エージェントです。
出来るだけ多くの求人にアクセスしたいという方はリクルートエージェントと併用してつかうことで市場に出ているほとんどの求人をカバーできます。
dodaは求人サイト、人材紹介、スカウト3つのサービスが一体になっていてサービスがシームレスに繋がっているので手間がかからずストレスフリー。使い勝手がいいです。
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エージェントの質も高いと評判。転職の相談には最適なエージェントの一つです。
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運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
サービス内容 | ・カウンセリング ・求人検索、紹介 ・履歴書添削サービス ・面接対策 ·企業との調整、交渉 ・転職ノウハウ |
公開求人数 | 約182,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
マイナビエージェント
- 20代の転職満足度が高い
- 親身になってくれる担当者が多い
- 公開求人数6万件以上
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マイナビエージェントは20代から強い信頼を集めている転職エージェントです。
担当者は丁寧に求職者の声を拾い、親身になってくれるという特性があります。
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求人数はリクルートエージェントやdodaに比べると見劣りしますが、それでも6万件以上の求人は多くの職種や業種をカバーしています。
30代の利用も多いですが、どちらかというとまだキャリアの軸の定まっていない人や、はじめての転職で進め方や面接などのノウハウを色々と知りたいという方が向いています。
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マイナビエージェントの基本情報
運営会社 | 株式会社マイナビ |
サービス内容 | ·カウンセリング ·求人検索、紹介 ·履歴書添削サービス ·面接対策 ·企業との調整、交渉 ·転職ノウハウ |
公開求人数 | 約60,000件 |
非公開求人数 | 約18,000件 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
まとめ
・転職エージェントは相談だけの利用でも問題なし
・面談前に準備することは3つ
①履歴書、職務経歴書(完璧でなくてOK)
②源泉徴収(給与を伝えるため)
③転職を考えている理由、希望
・面談をより有意義な時間にするためのポイントは2つ
①転職エージェントの立場を理解する
②自分が相談で聞き出したいことを明確にする
・面談で確認できること例
市場価値、働き方トレンド、求人動向、未経験について、自社のイメージ、過去の転職者動向、自分の希望求人の有無、求まられるスキル
転職エージェントとの面談は非常に有意義です。
是非自分が知りたい情報を聞き出して、現在の立ち位置の確認、今後のキャリア形成に役立ててみて下さい。
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