30代で転職すべきか迷ったら、やるべきたった１つの行動

３０代になると仕事での裁量も増え仕事の面白みを感じながらも、仕事量と評価にギャップを感じたり、このままこの会社にいていいのか？など悩みも多くでてきます。家庭を持つ人も増え、給与への要求も高くなってくる年代です。

ただ、いざ転職を考えても、状況が悪化する可能性もあるし、今の会社が絶対に嫌というわけでもない、など感じる方もいるでしょう。

ここではそんな転職に迷う３０代の方がすべきたった１つの行動について解説します。

実は転職するしないに限らずすべての３０代が必ずやっておいた方がよい行動ですので、是非最後まで読んで行動に移してみてください。

３０代で転職すべきか迷ったら、まず転職活動をしよう

まず結論を先にお伝えすると、３０代で転職すべきか迷ったらすべきたった１つの行動、

それは「転職活動」です。

「転職するかまだ決めてないんだけど、」と思うかもしれませんが、「転職活動」をするのと実際に「転職」をするのは別の話しです。

たとえ転職はしなくても「転職活動」はおすすめです。特にこれまで転職経験がない方にとっては非常に有益な活動になります。

あなたの転職やキャリアの悩みの多くは実際に転職活動を行うことで解消されます。

そして転職活動を通じてより自分らしい働き方に近づくことができるようになります。

それではここから、なぜ転職活動がよいのかを詳しくご説明します。

転職すべきかで迷ったら転職活動をすべき６つの理由

なぜ転職するしないに関わらず転職活動をすべき理由は大きく６つあります。

悩んでいるだけでは事態は悪化する

転職については一人で悩んでいてもあまり意味はありません。

転職すべきかどうかは実際に転職活動をして内定を得てから考えればよいことです。

悩む気持ちはとてもわかりますが、前に進むためには悩みを解決する行動を起こす必要があります。

転職活動をすれば自分にどんな選択肢があるのかもわかります。悩んでいる間にいつの間にか４０代、５０代、となると転職をすること自体が難しくなってきます。ただ悩んで時間を過ごすのは事態を悪化させてしまいます。

VUCAな時代に自分の市場価値を知らないのはリスク

ずっと同じ会社に勤めていると自分の市場価値を測ることが難しくなってきます。

終身雇用の時代であれば社内の競争で上を目指すという手段もありましたが、もはや生涯１社だけで働くことは現実的ではありません。

内閣府が公表している「年齢階級別の転職割合」によると現在の50代後半で転職経験がない人の割合は31.6%、この数値は今後さらに低くなると予測されます。

現代はVUCA＊な社会といわれ非常に変化が早く先が見通せません。今後は人生100年時代で働く時間が今まで以上に延びます。

こういった時代の中で非常に重要になってくるのが、自分の市場価値を知り、どこでもやっていける力をつけておくことです。転職活動は自分の市場価値を図る上で必須のビジネススキルの健康診断のようなものです。

*Volatility（変動性）、Uncertainty（不確実性）、Complexity（複雑性）、Ambiguity（曖昧性）の頭文字をとった言葉で変化が激しく複雑、予測不能な社会を指した言葉

新たな選択肢を得ることでより自由になる

転職に二の足を踏む人の中には今より状況が悪化することを恐れたり、今の環境がある程度心地いいと感じている人がいるかもしれません。

しかしそれはただ単に他の選択肢を知らないだけかもしれません。

私は転職前「今の会社はみんないい人だし転職して人間関係が悪いとこにいったらどうしよう」と考えていましたが、実際に転職してみるとこれまで以上に人間関係が良好で社風もより自分に合った会社に出会えました。

「自分には今の会社しかない、」と考えるとどうしても依存的になり、不自由でストレスが多くなります。

リスクを過度に恐れることで、より良い未来への扉も閉じてしまうのは勿体無いです。

新しい選択肢を得ることで人はより自由になります。新しい選択肢を得る手段として転職活動は非常に有益です。

今後自分に必要な行動が明確になる

転職活動をして、最終的に転職しないという結論に至っても転職活動は無駄にはなりません。

転職活動では自己分析で自分のやりたいことや、強み、スキルなどを棚卸することで自分のキャ

リアの整理ができます。目の前の業務に追われてただ時間が過ぎていく日々から一歩引いて時間をとることは非常に有意義です。

また、選考を受ける過程で「今社会でどんな人材が求められているのか」「自分の年代ではどんなスキルが必要なのか」「勢いのある業界はどういったところか」など非常に多くのことを学べます。こういった情報によって今後自分に必要なスキル、それを身につけるための行動が明確になります。

結果的に現職での仕事もこれまでよりポジティブに取り組めるよううになり成果もでやすくなります。

失うものが何もない

転職活動が最強なのは、活動をすることで得るものがたくさんあるにも関わらず失うものが何もないことです。

仮に内定が一つもとれなくても何かペナルティーがあるわけではありません。少し傷つくかもしれませんが、その結果を知らずに手遅れになるよりはよいです。

活動にお金もかかりません。選考はすべて無料ですし、転職エージェントも無料で利用できます。

キャリアに悩んでいるならやらない理由はありません。

転職に成功するとより自分の理想の働き方ができる

もし転職活動でより自分の希望にあった会社から内定がとれれば今よりずっと幸せになります。

「自分にとっては今の職場がベスト！」という人も、実は常に別の選択肢を模索するのは有効です。

選択肢がないうちは今の会社だ自分にベストかどうかはわかりません。

今の仕事には集中しながらも転職活動を通じて他の可能性へアンテナをはることは自分の理想の働き方の実現手段の一つです。

転職するか迷ったらまずは自己分析から

これまで説明したとおり、転職をするか悩んだらまず転職活動をするのが一番です。

ただ急に転職エージェントに連絡をとったり、求人に応募するのはおすすめできません。

まずは自分の情報を整理しましょう。転職活動の第一ステップは自己分析です。

自分の中で今の仕事への不満や今後の希望を整理したり、これまでのキャリアの棚卸しを行います。

自己分析の詳しいやり方は「30代転職を成功させる自己分析のやり方〜ワークシート付き〜」を参考にしてください。

もし自己分析がうまくいかない場合はポジウィルの無料相談をおすすめします。

ポジウィルはキャリアコーチングサービスを展開しており、キャリアのプロに無料で相談することができます。仕事だけに限らない人生全体についての相談もできるのでおすすめです。無料相談を受けたからといっての強い勧誘もないので安心です。

転職活動が迷いを解決！

最後に転職すべきかわからないという悩みをいくつか紹介します。

転職すべきか今の会社にいるべきかわからない

転職活動を通じて実際にいくつかの企業と面接すると今の会社との比較材料が手に入るので転職すべきかの指標になると思います。実際に内定がでて選択肢がリアルにならないと中々選べないこともあるので、内定をまずとってから考えるのもおすすめです。

転職先なんかみつかるのかな？

自分にどんな可能性があるのかを知るためにも転職活動が必要です。このサイトではあなたにとって理想的な転職先が見つかるようワークシート付き転職ロードマップも用意しているのでご活用ください。

給与が下がるかもしれないので不安

転職エージェントにはっきりと「給与を下げた転職はしない」と伝え給与があがる転職を意識すれば下がることは少ないです。

統計的には厚生労働省の調査によると転職で給与が下がった人の割合は30-34歳で32.8%、35~39歳で37.7%。給与が上がった人の割合が一番高い年代が30-34歳で48.6%です。

転職で失敗するのが怖い

確かに転職は人生に関わることなので失敗は怖いです。ただ実際に転職するかは内定をとった後に決めればよいことです。転職活動をする中で怖さが希望に変わることもあります。一度活動をされてみても良いと思います。

いつ転職するのがいいのかわからない

通常転職活動に適した時期は２～３月と８～９月と言われています。企業の期首や下半期のスタートに合わせた求人が増えるからです。ただ個人的にはあまり気にせず自分の気持ちが乗っているタイミングでスタートしてもよいと思います。

家族や恋人の反対されそう

ご家族が反対する理由にもよりますが、例えば給与があがって、残業が減れば家族にとってもプラスなので反対されない可能性はあります。仮に家族へネガティブな影響を与えてしまうけど自分としては挑戦したいことがある。といった場合はよくご家族と話し合いをされてください。お互いを大事に思うなら必ずよい方法がみつかります。

通用する実力がついたら転職したい

どんなスキルが求められているのかを探るためにも転職活動をすぐすることをおすすめします。これができるようになったら、もっと力がついたらと先延ばしにしていると状況は悪化します。転職するかしないかは内定をとってから決めればいいのです。

まとめ

転職すべきかどうか、悩んでいても答えはでません。放っておいても事態は悪化します。

不安が先行する方もいるかもしれませんが、想像してみてください

今よりずっとやりがいがある仕事内容、条件のよい企業で仕事をすることだってできるかもしれません。

あなたのことをもっと高く評価する企業がいるかもしれません。

行動さえすれば今よりずっとよい未来があるかもしれません。

今の会社でモヤモヤしているのなら是非そんな可能性の模索をするためにも一度転職活動をしてみてください。