本当の退職理由をいったら関係悪くなるそうだし、言いたくないな
でも嘘ついていいのかな?どんな転職理由だったら円満退職できるんだろう?
こんな思いと疑問に答えていきます。
退職を伝える上で転職理由は重要です。理由によっては強い引き止めにあったり、関係が悪化しストレスを抱えることになります。
退職理由を伝える理由は相手に納得してもらうためですので、すべてを正直に話す必要はありません。
私は実際に人間関係が一番の転職理由でしたが、そのことは話さず新しい業界に行きたいと伝えて無事円満退社しました。(円満退社の流れは「【退職交渉の進め方】スッキリ退職!上司への伝え方のポイント例文付き」を参照ください)
ポイントは相手が引き止められない理由を用意すること、そして退職の強い意志を示すことです。
ここでは退職を円満に進めるために使える退職理由をご紹介します。
是非気持ちよく退職して次のスタートを切ってください。
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退職理由は嘘でもいい。
大前提として退職理由は嘘でも大丈夫です。
嘘をつくことに引け目を感じる方もいるかもしれませんが、退職理由を伝える目的は退職をすることです。
退職するにあたり関係者ができるだけ快くいられるよう配慮した嘘は、むしろ相手を思いやったマナーです。
積極的に嘘をつく必要はありませんが、退職理由の説明は円満退社できるよう組み立てましょう。
退職理由を伝える上で重要なことは「相手が引き留めにくい退職理由を伝えて」残留の可能性がないことを明白にすることです。
「それだったら仕方ないな、頑張れよ」と背中を押してもらえるような状態がベストです。
退職理由は多少の嘘はみんなついています。そしてそれは会社側もある程度はわかっています。
日本では憲法で職業選択の自由が認められています。
仮に会社に残留を強いられても、問題なく退職することはできます。
もし会社がブラック企業で辞めにくい場合は嫌な思いをしながら退職交渉するより退職代行業者を使う方がよいかもしれません。
退職代行業者を使えば会社の人に一切会うことなく、即日で辞められます。
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円満退社できる嘘の退職理由
まず会社側に納得して円満退社がしやすい退職理由を5つご紹介します。
結婚や出産を機に辞める
結婚や出産を機に仕事を辞める方は実際に多いため、理解されやすい退職理由です。
男性の場合でも例えば妻の方が稼ぎが良かったり、資産家なので自分が専業主夫や子育てをすると言えば、考えの古い人からは「変わったやつだ」と言われるかもしれませんが特に揉めることはないでしょう。
家の事業を手伝う
実家の家業を継ぐ、パートナーの自営業を手伝うという退職理由も有効です。
引き止めたくとも家庭がらみのビジネスについては口出しも難しいので深く追求されることもないでしょう。
家の家業となると少し大事ですが、パートナーの自営業くらいであれば、仮に転職した後ばったり合ってしまっても、自営業うまくいかなかったんでと切り返すこともできます。
家族の病気や介護
家族の看病や親の介護などを理由にすることもできます。
残業ができない、物理的に通えないなどといった理由であれば、致し方なしとなります。
ただこの場合はリモートワークや契約内容などの見直しで残れないかの打診が来る場合はありますので、そういった譲歩案も想定はしておきましょう。
引越し
「以前から田舎暮らしに憧れていて」などと実現したいライフスタイルや引越しを理由に転職することもできます。
ただ職種によってはリモートを打診される可能性もありますし、退職できても退職後にばったり会ってしまった時に嘘がバレてしまう可能性があるので注意が必要です。
体調不良
「体調が悪く、これ以上仕事ができない」という理由も会社としては引き止め辛い理由になります。
無理をさせると体調悪化の可能性がありますし、企業には安全配慮義務があるので責任回避をしたい場合はすんなりと退職を受け入れてくれる可能性があります。
ただ休職という選択肢は打診される場合がありますので備えておきましょう。
より確実にするには病院にいって鬱の診断書を獲得しておく方法もあります。診断書は病院に申し出れば3000円ほどで入手可能です。
他にやりたい仕事ができた
「他にやりたい仕事があるので転職する」という退職理由でも円満退職が可能です。
他の転職理由に比べると引き止めやすい退職理由なので伝え方には注意が必要ですが、うまく伝えることができれば他の理由に比べ嘘をつく引け目を感じずにすむのでおすすめです。
やりたいことが、今の会社では絶対に実現できないという点を盛り込むのがポイントです。
具体的な方法はこのあと詳しく解説します。
ネガティブな嘘はついていてしんどい
ここまで円満退職できる嘘の理由を5つご紹介してきましたが、実際退職理由で嘘をつくのは割と大変です。
特に家族の病気や介護、自身の体調不良、などネガティブな嘘や、結婚出産、家業の手伝いなど他の人を巻き込む嘘はその後尾を引いたりするので実はあまりおすすめできません。
退職交渉は通常1〜2週間、その後実際の退職までは1〜2ヶ月ほどかかります。
この期間中、バレないように嘘を突き通すのはなかなか大変です。
ネガティブな理由に対してはねぎらいの言葉をかけてくれる方もいると思いますので、心も痛みます。
それでもちゃんと退職できれば目標達成ですが、退職しても心に引っ掛かりがあり次のスタートを気持ちよく切れないかもしれません。
おすすめはポジティブで引き止めようのない理由
そこでおすすめはポジティブで引き止めようのない退職理由です。
「今の会社では実現できないが、チャレンジしたいことがある」という退職理由が一番おすすめです。
ポイントは「今の会社では実現できない」ということを伝えることです。
切り口としては例えば下記のようなものがあります。
業界:全く新しい業界にチャレンジしたい
職種:プログラマーを目指すためスクールに通う
会社規模:スタートアップ、大企業など今の会社と全く異なる規模感
人や理念:あこがれの経営者の元で働きたい、あの会社の理念に共感
海外:海外で働きたい(現職が海外支店がない場合)
業界、会社規模、海外展開などは会社としても変えられるものではないので、引き止められません。
退職後の転職先が決まっているなら、転職先が今の会社では実現できない機能を持っていないか探すと何かしら見つかるでしょう。
仮に同じ業界の同職種への転職でも経営者に惚れ込んだや憧れの先輩が働いているなど人に結びつけることで今の会社を否定することなく、会社側も引き止めにくいです。
あくまでポジティブに挑戦をしたいという軸で退職理由を語ると会社としても「応援してやるか」という気持ちになりやすいので関係者と良好な関係を築いたまま退職することができます。
あなたとしても気持ちよく次のスタートをきれるでしょう。
是非一度ポジティブな退職理由を考えてみてください。
円満退社が難しいブラック上司や企業の場合
どんなに納得感のある退職理由でもケチをつけてくる人間はいます。
「お前だけ抜け駆けはゆるさないぞ」といった感じでしょうか。
そういった人は総じて転職するスキルや勇気がない人なのであまり気にしなくてもよいですが、もし直属の上司がそういう人だったり、会社全体が辞めさせないスタンスをとってくるようなブラックであれば、退職代行を活用しましょう。
こういった人たちは、あなたがどれだけ誠実に向き合っても無駄です。
純粋に時間と体力の無駄ですので、退職代行を使ってさっさと辞めましょう。
退職代行を使えば即日から会社の人と連絡をとることなく退職できます。
費用は3万円ほどかかりますが、ブラック企業と退職交渉をするストレスや最悪やめられないリスクを考えると安いとも考えられます。
有給取得の交渉などができる退職代行業者もいますので、是非記事「簡単比較」おすすめ退職代行5選 〜選び方、利用の流れとよくある質問〜もチェックしてみてください。
円満退社するための退職理由の伝え方
最後に退職理由の伝え方について簡単に解説します。
①希望退職日を決める
②退職願を書く
③アポをとって上司に伝える
④上司に進捗のフォローアップをする
⑤退職日が確定したら退職届を提出
⑥引き継ぎを行う
退職交渉の流れは上記の6ステップになります。
「③アポをとって上司に伝える」までに、相手が引き止めにくい退職理由を考えておきましょう。
実際に上司に退職を伝える際には部屋をとって対面で伝えましょう。会社への不満は口にせず自分の希望や退職せざるを得ない理由を伝えます。
相手はあの手この手で引き止めてくる可能性がありますが、「すでに決めたことですので」と強い意志を表示することも重要です。退職願も併せて提出しましょう。
その後は退職日を確定させるまで上司に進捗を確認します。
退職日が確定したら退職届を提出し引き継ぎ、有休消化等の流れとなります。
退職交渉の流れや注意点は「【退職交渉の進め方】スッキリ退職!上司への伝え方のポイント例文付き」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。上司や経営層など合計5名6回以上の面談を要する強い引き止めにあった私が、すべての方に納得いただき円満退社することができた手法をまとめています。
関係者が納得する退職理由で円満退職しよう
退職交渉がスムーズにいくと次のスタートも気持ちよく切ることができます。
本来であれば退職理由は「一身上の都合」で十分なのですが、ある程度の説明はどうしても求められます。
ここでは円満退職のために使える5つの退職理由とおすすめなポジティブな退職理由、ブラック企業には退職代行が有効ということについてご紹介しましたので是非参考にしてみてください。
できるだけ関係者と円満にスッキリ退職するために最適な退職理由を考えて、決意をもって退職交渉に望んでいただければと思います。
あなたが円満退社できることを切に願っています。
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