30代で転職を成功させる方法を知りたいな
具体的にどんなことを気をつけて転職活動すればいいのかな?
ここでは30代で転職を成功させるための2つの視点と16のポイントについて解説していきます。
私は実際にこれらのポイントに気を配ることで、難しいとされる30代後半での未経験転職で年収アップに成功しています。
転職活動は今の職場が嫌だからとか給与あげたいからなどと、なんとなく行なってうまくいくほど簡単ではありません。特に30代後半の転職は準備をして臨まないとただ体力を消耗して終わります。
今回は転職活動において特に重要なポイントを絞り込みました。
今回紹介するポイントを押さえていただくことで転職の成功にグッと近づきます。
是非最後まで読んで参考にしてみてください。
転職の成功に必要な2つの視点
転職を成功させる具体的なポイントの前に、転職の成功に必要な2つの視点について説明します。
転職を成功させるためには「内定をとる!」という視点と、「自分の希望に合った企業か?」という2つの視点が必要です。
「内定をとる」視点とは、ずばりどうやって内定を勝ち取るかです。
どうすれば書類や面接で自分のアピールポイントを上手に伝えることができるか、他の人との差別化が出来るか、採用企業に採る理由を提供できるかを考えます。
「自分の希望に合った企業か?」という視点は、自分が今回の転職で叶えたい希望をこの企業に入ることで叶えられるかです。
転職活動でなかなか内定がでないと、いつの間にか内定をとること、転職をすることが目標になってしまい。気づけば自分の希望とはずれた転職をしてしまうケースもあります。何のために転職をするのか、自分が求めているのかを明確にして、そこに立ち戻る視点を持っておくことが大切です。
この2つの視点を持って転職活動にのぞむと準備すべきことも明確になってきます。
それでは、ここから具体的に転職活動の中で大切なポイントを紹介します。
それぞれのポイントが2つ視点どちらかに当てはまるかを考えながら読んでいただけると理解も深まります。転職活動を成功させるために是非参考にしてみてください。
30代で転職を成功させるための16のポイント
1. 転職で実現したいことを明確にする
転職を成功させるために一番大事なのが「何のために転職をするのか」を明確にすることです。
転職理由が明確でないと、転職したとしても、それが成功だった失敗だったのかもわりません。転職後にもっといい選択肢があったのではとモヤモヤすることになりかねません。
転職活動を始めるにあたり、まずは転職で実現したいことを整理することが重要です。
仕事内容、社内の環境、人間関係、給与など多角的に働くということを捉えるのがおすすめです。整理していく中で「これだけは実現したい」という優先項目を決めることでブレが少なくなり結果的に内定に結びつきやすくなります。
転職の軸を定めるということですね!
2. 自分の強みやスキルを明確にする
転職を成功するためには自分の強みやスキルを上手に相手に伝えることが必要です。
そのためには自己分析が欠かせません。これまでの仕事を振り返り自分の強みを今一度確認し言語化しましょう。
確認したいのは大きく2つ「できること」と「強み」です。
「できること」とは、あなたが仕事を任せられれば明日からでもできること。
例えばBtoBの法人営業、1億円規模のプロジェクトマネジメント、5名規模のチームマネジメントなど、ある程度具体的にスキルを言語化します。
「強み」は、あなただからこその強みです。
例えばBtoBの法人営業をできる人はゴロゴロいますが、自分は思考力と試行力が強いので常に新しいことを試して業務を拡大している。結果として営業成績を達成するとともに新規顧客開拓率が高いです。などと強みを加えて伝えます。そうすると新しい分野への展開を考えている企業には非常に魅力的に映ります。
自己分析の詳しいやる方は【ワークシート付き】転職を成功させる自己分析のやり方(次にお渡しする記事になります)を参照ください。
3.企業目線で求める人材を考える
多くの人がやらないけど大事なのは、採用側の目線にたって自分をみることです。
採用側からみたときに自分を採用したいか?という視点をもってみてください。
まずは求人票をじっくり読み込みます。どういった人が欲しいのか、企業側の求める人物像が大体掴めます。
その上でさらに詳しい背景を確認していきます。この時フル活用したいのが転職エージェントです。
エージェントは企業と長く付き合っているので企業の内情を理解しています。エージェントに今回の求人の背景や、募集部署の状況、訴求すべきポイントなどをできるだけの情報を聞き出しましょう。
企業側の情報が充実してくると自ずと自分が訴求するべきポイントがわかってきます。
なるほど、企業側の情報は転職エージェントからも引き出せるのか!
4. 自分の希望と企業の希望のマッチング
転職活動とは自分の希望と企業側の希望のマッチング活動だと考えてください。
自分を知り、相手を知れば転職の成功率は上がります。
ただし、自分の希望と企業の希望が必ずしもマッチするとは限りません。
企業の希望をよく確認すると自分では難しそうということもあると思います。逆に企業側が求めているスキルや性格を持ち合わせていても自分の希望する条件に合わなかったりします。
この両者の希望をマッチングをするのが転職活動です。
「受かる、落ちる」と考えるよりも「うまくマッチングできるかどうか」と考える方が正解です。
もちろん自分のスキルが高けば高いほど、マッチング可能な企業は増えていきますので、ビジネスパーソンとしてのスキルは日々高めていきたいところです。
5. 準備をする
多くの人が仕事をしながら転職活動を行います。ただでさえ忙しい中、転職活動をするのは非常に骨が折れます。
ただだからと言って準備を疎かにすると結果はなかなかでません。
企業側はコストとリスクを背負って人を採用しています。中途半端な人は採用しません。できる準備はすべてしておきましょう。
具体的には自己分析、企業研究、書類のブラッシュアップや面接対策等です。書類はエージェントにも添削をしてもらい、面接の練習も表情や仕草まで気を使えるくらいできるとよいです。
6. 妥協しない
30代からの転職は20代の転職よりも重みが増します。30代後半にもなるとその後転職する可能性は低くなってきます。
後悔のないように転職の軸にそった転職活動を行い、妥協はしないのがおすすめです。
転職はすべてを叶える打ち出の小槌ではないので、すべてを満たそうとしても難しいですが、自分が今回の転職で一番自分が叶えたいという部分に関してはかならず実現できるという確証を持ちたいところです。そのために必要な確認をエージェントを通して入手したり、面接の場で確認しましょう。
7. 転職理由が逃げじゃない
転職理由が今の状況から逃げたいというのであれば注意が必要です。
20代であればまだ逃げるという選択肢もよいのですが、30代の転職はもう少し慎重になりたいところです。仮に逃げたい場合は、まず転職以外でもにも方法がないか考えてみることをおすすめします。
30代からの転職をするモチベーションはポジティブな方が結果がでます。
同じような理由でも、今の残業地獄から逃げたいの一心で転職活動をするのと、今後の人生を考えた上で適切なワークライフバランスを設計しようと考えて転職活動するのでは結果は全く変わってきます。
8. 転職だけが解決策ではない
すこし逆説的ですが、転職に成功するためには転職だけが解決策だけでないことを知っておくことが重要です。
人生を好転させるのに仕事を変えるのは非常に効果が高いのですが、それが唯一の方法ではありません。
自己分析で自分が転職で実現したいことが明確になったら、それが転職以外の方法でも叶えられるかを考えておくことをおすすめします。
例えば「収入を増やしたい」という希望があるなら副業という選択肢もあります。業務内容に不満なら上司と相談してみたり社内で部署移動を検討しても良いかもしれません。
「転職するしかない」と視野が狭くなると、転職活動でも焦りや切迫感が悪い意味ででてしまい結果がでない場合もあります。「自分が求めているものが手に入る手段は転職だけではないかも、」と広い視野を持ってみてください。
9. 企業とは対等に本音で話す
30代からの面接は企業と対等に語り合いましょう。
20代の面接はどちらかというと就職活動の延長で企業優位な部分もありますが、30代はそうではありません。
こちらも企業を選ぶ視点でフラットでオープンに建設的な会話を目指しましょう。
自分のアピールはしながらも、できるだけ先方に質問を投げかけ必要な情報を収集。自分の思いと企業側の希望にミスマッチがないかを確認しましょう。あなたが本音で色々な話しを展開することで相手に熱意も伝わります。
仮に企業側が返答を濁したり、上から目線の場合はそういった企業はやめておいた方が賢明です。
確かに、自分も選ぶ立場だし必要以上にへりくだる必要はないね。業界の流れや選考企業の今の課題とか色んな話しが聞けるのは楽しみかも。
10. アピールは大事でも必要以上に大きく見せない
採用面接では自分を充分アピールすべきです。
特に遠慮がちな人は少しオーバーなくらいに自分を表現してもよいです。
ただ行きすぎて自分を必要以上に大きく見せるのも問題です。多くの場合は面接官に見抜かれますし、仮にその場では面接官に響いたとしても入社後に自分が困ることになります。
転職活動のゴールは受かることではなく、転職後に希望の働き方をすることです。はったりをかましてその後に必死に追いつくという戦略もありますが、アピールはしっかりとしながら嘘には気をつけましょう。
自己アピールは面接用にいくつかパターンを用意して練習しておこう!
11. 条件ははっきりと提示する
転職において実現したい条件がある場合は、はっきりと条件を提示しましょう。
面接の場面で切り出すのもいいですが、年収、残業、副業など少し聞きにくい内容については注意が必要です。
まずは転職エージェントに自分の求めている条件を素直にぶつけて、どのように切り出すのがよいか相談してみましょう。
重要なのは「たぶん大丈夫だろう、」でなくしっかりと確証を得ることです。
12. 出来るだけ多くの人と面談する
選考過程ではできるだけ多くの社員と面談をするとその企業の実態がより掴めます。
通常選考の面接は2~3回、人事の担当や部長、配属先の上司、部長、取締役などと行うことになります。
面談を通じて各人のキャラクターや会社の雰囲気は大体掴めると思いますが、もう一歩理解を深める為におすすめなのが、それ以外の関連部署もしくは実際に仕事をする人との面談を申し出ることです。タイミングとしては内定がでた後がおすすめです。
人事や配属先の上司は採用したいので多少なりとも自社をよく見せようとします。そこで利害関係の薄い人と雑談をしてみることで社員の本音をさぐります。特に残業や社内の雰囲気を知るにはとても有効です。
こちらから面談のリクエストをだすことは考えたことなかった。いいかも!
13. 面接では感情を意識する
少し細かい話しですが、面接では感情を意識すると印象に残りやすいです。特に「笑顔」と「熱」に気を配るのがおすすめです。
笑顔は、あなたをそれだけで好印象にします。
何もずっとニコニコしていなくてもいいのですが明るい表情は相手に話しやすさやコミュニケーション能力の高さを印象づけます。誰だって明るくて笑顔のある人と一緒に働きたいなと思います。
熱に関しては、これまでの職務やこれからやりたいことを熱を込めて語ることで相手に仕事に対する真摯さが伝わります。
無理に演出する必要はないのですが、面接では内容以上に感情が印象に残る部分もあることは覚えておきたいポイントです。
14. 面接では自信を持って堂々と
面接では自信を持って堂々と発言しましょう。
これはシンプルなようでとても大事なポイントです。
同じ内容でも堂々と言われると説得力が増しますし、自信があるだけでデキる人にみられます。
急に自信を持てと言われても難しいと思う人もいるかもしれませんが、実は簡単に自信をつける方法があります。
それは面接を受ける直前にトイレなどで両手を上に高くあげて胸を張ってガッツポーズをするのです。力が湧いてきます。「何言ってるの?」と思われるかも知れませんが、これはハーバード大学の実験ですでに実証された研究です。興味のある方はTED要約:パワーポーズで最高の自分になろう - 2分間で自分を変える方法 - エイミー・カディを参照ください。
ほんとかよって思うけど、パワーポーズ面接前にやってみよ 笑
15. 転職後の自分をリアルに想像する
転職を成功させるためには、転職後の自分の仕事をリアルに想像する必要があります。
どんな商品やサービスを扱って、どんな人達とどのような働き方をするのか。給与はいくらもらえて、休暇はどのくらいとれるのか。
多角的に考えて納得できるかを確認しておくと「こんなはずじゃなかった!」を防げます。
以外と大きいのは「社内の人脈を失うこと」です。これまで無意識に活用していた社内人脈が転職先では使えなくなります。転職先が転職者の多い企業であればまだ良いのですが、プロパーの人ばかりだと苦労をすることになるかもしれません。
転職することで何が得られるかを確認することも大事ですが、同時に何を失うかにも想像力を働かせたいところです。
16. 選択に正解はない
転職すべきか残留すべきか、A社にいくべきかB社にするか、転職活動では人生を左右する大きな決断を求められます。
選択をするにあたっては可能なかぎりの情報を集めて、自分の気持ちを確認して最善の選択をすべきです。
しかし選択する以上に大事なことをは、一度決断したら「自分が選択したことを正解にしていく」ことです。
全てがパーフェクトな転職はありません、仕事内容は希望どおりだけど社内の人間関係が冷えてるとか、書類ワーク多いなとかマイナス面もあるかもしれません。
ただそこで後悔を抱えて過ごすのか、希望通りの仕事内容に張り合いをもって前向きに働くのかでは人生の満足度も今後の成長も大きく異なります。 自分で決めてそれを正解にしていける人が転職の成功者です。
30代で転職を成功させるポイントのまとめ
最後にこれまで紹介してきた16のポイントをギュッとまとめると下記のようになります。
是非転職活動の参考にしてください。心から応援しています!
- 自分を知り相手を知り上手にマッチングさせる
- 面接では対等に本音で、感情を意識しながら堂々と臨む
- 転職エージェントを上手につかい条件提示を明確にして妥協しない
- 転職以外の選択肢についても検討する
- 企業の情報をできるだけ入手して入社後を解像度高く想像する
- 自分の決断を正解にしていく
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