例文あり!30代未経験転職の「自己PRの書き方」~必ず抑えるべき4つのポイント~

30代未経験転職の「自己PRの書き方」

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ここでは30代未経験転職の際の自己PRの書き方について解説します。

私は実際に39歳で未経験転職をしたのですが、年収もあがり残業が減ったことにより自分の時間も増えたので満足しています。未経験の転職活動は大変でしたが、自己PRを丁寧に作りこみ未経験でも訴求力の高いPRができたのが成功につながったと感じています。

自己PRは採用の合否に直接関わる最重要ポイントですのでしっかりと準備が必要です。

自己PRはただ自分の強みを伝えても効果はありません。未経験の場合は前職の経験があまり響かない可能性もあります。

強みをアピールする際は企業のニーズに合わせて納得感のある説明が必要ですし、

未経験の場合は未経験でもこの人なら問題ないと安心感をあたえることも重要です。

ここでは具体的にどういった書き方をすれば企業に刺さる自己PRが書けるのかを詳しく解説します。

はじめに自己PRの基本的な書き方を解説した上で、未経験転職の場合に特に気をつけるべき点についてご説明しますので是非最後まで読んで自己PR作成の参考にしてみてください。

目次

自己PRの書き方の基本

自己PRの書き方の基本

まずは自己PRの基本、自己PRで何をアピールするべきかを押さえておきましょう。

企業がみているのは3つ

企業が採用をする際にみているポイントは大きく3つ。

「何ができるのか」「どう貢献できるのか」そして「自社にフィットするか」です。

「何ができるか」はあなたのもっているスキルです。

スキルは大きく2つ、法人営業、BtoCマーケティングといった職務スキルとマネージメント、コミュニケーション能力といったポータブルスキルがあります。どちらも会社が変わっても明日からでもすぐに発揮できるスキルになります。

「どう貢献できるか」はスキルのマッチング度合いです。

「今の求人の内容に合っているか」「採用側が求めている結果をだせるか」という点をみています。

いくら実績が高い人材でもスキルに再現性がなかったり募集している求人とマッチしていなければ貢献することができません。

「自社にフィットするか」とは会社の社風に合うかどうかです。

会社に溶け込めそうか、既存メンバーとうまくやっていけそうかをみています。

貢献度が高そうな人材でも自社の社風とかけ離れた人は敬遠されます。

自己PRを作成する際はこれら3つのポイントを満たすように心がけましょう。

自己PRへの取り組み方

自己PRは具体的に下記の手順で組み立てることでつくれます。

自己PRへの取り組み方

①キャリアの棚卸しをする 

②企業のニーズを考える

①アピールしたい自分の強みを言語化

まずは自己PRでアピールしたい強みを決めます。

キャリアを棚卸ししたり、自己分析を行うことで自分の強みをいくつか探しましょう。

自己分析のやり方は「30代転職を成功させる自己分析のやり方~ワークシート付き~」でも解説していますので、参照ください。

自分の強みがいくつか見つかったら、次に企業のニーズを考えましょう。

自分が受けたい企業の求人票をよく確認してどういった人材を望んでいるのかを確認。転職エージェントに今回の募集の背景を聞くのも有益です。

企業のニーズがわかったら自分の強みと紐づけます。仮にマネジメントスキルとプレゼンテーションスキルが自分の強みの場合、企業側がマネジメントを求めている場合はマネージメントスキルを推します。

企業のニーズに応える強みやスキルをアピールすることで印象がグッとよくなります。

強みは相手にもわかりやすいように言語化してエピソードとともに伝えます

自己PRの構成

自己PRの構成

①結論(アピールポイント)

②結論を裏付けるエピソード(どういった難しさがあったのか)STAR

③新しい会社にどう貢献できるか

具体的な構成は「強みのアピール→エピソード→貢献度の提示」となります。

まずは結論として自分の強みをアピールします。

「私の強みはマネージメントスキルです。特にメンバーへの適切な目標設定とそれぞれに合ったコミュニケーションをとることでエンゲージメントを高め、成果を出すことを得意としています。」

などと誰が聞いてもわかる強みをアピールします。

その後その強みを裏付けるエピソードを書きこみます。

エピソードはSTARの法則に従うとわかりやすく伝えられます。

エピソードはSTARで語る

Situation(状況):自身が置かれていた状況

Task(課題):解決しようと考えた課題、掲げた目標など

Action(行動):課題解決や目標達成のために起こした具体的な行動

Results(結果):成果や得られたこと

先ほどのマネージメントスキルの例でいくと、例えば下記のような感じになります。

自己PRのエピソード例

「私は3人の営業チームのマネージメントに従事してきました。売上3億円、新規顧客10社獲得という目標を達成するためメンバーへの定量目標の割り当てを行いそれぞれの進捗管理、案件サポートを行いましたが、うまくいきませんでした。

試行錯誤を続ける中で学んだのは人によって適切な目標は違う、メンバーそれぞれが一番伸びる目標設定をサポートすることが重要だということです。その後はこれまで割り当てた目標数値を白紙にもどしメンバーに目標数値とともに仕事を通じて実現したいことをヒアリングしました。

プレゼンテーションがうまくなりたい、新規開拓は得意でないので既存顧客を深掘りしたいなど様々な目的意識がありました。

その後メンバーと密にコミュニケーションをとりながら定性的でも自発的な目標を組み込んだ新しい目標設定を作成。それぞれの主体的な目的を掲げて活動をサポートしました。

その結果、売り上げは4億円、新規顧客10社を達成することができました。」

書類では具体的でありながら完結に、面接ではライブ感をプラスして伝えることが重要です。

エピソードで納得感を得た上で最後に自分の強みをどう新しい会社で活かせるかを伝えて締めます。

自己PRのティップス

自己PRのティップス
  • 具体的な数字を入れる
  • 少し感情を入れる
  • 完結にわかりやすく

少し細かい点ですが、自己PRを魅力的にするには具体的な数字を入れたり、感情を入れるのもおすすめです。

数値を入れることで何がどのくらいできるのか相手に伝わりやすくなりますし、論理的な印象も持たれます。

また感情を少しいれることで仕事への真摯な姿勢が伝わるので、特にこれまでの実績については多少熱を入れて伝えてみてください。

感情がともなった話しは純粋に話しとして面白いので間接的にコミュニケーション能力の高さを伝えることにもなります。

未経験転職での自己PRで絶対に押さえておきたい4つのポイント

未経験転職での自己PRで絶対に押さえておきたい4つのポイント

ここまで自己PRの基本的な作り方について説明しましたが、ここから未経験転職ならでは押さえておきたいポイントを4つご紹介します。

未経験転職者は経験者に比べて教えるコストもかかりますし、新しい分野が合わずに早期退職というリスクも伴います。そういったハンデを乗り越えて採用を勝ち取るにはそれだけ魅力的な自己PRが必要になります。

魅力的なポータブルスキルでアピールする

未経験転職での自己PRでは未経験領域でも使えるポータブルスキルを魅力的に伝えてください。

ポータブルスキルとは例えば、論理的思考、プレゼンスキルなど、どこにいっても発揮できるスキルのことです。

未経験の業界や職種であってもポータブルスキルを活かし活躍できるイメージを企業側に持ってもらえれば成功です。

アピールするポータブルスキルは必ず新しい職場で使える、必要となるスキルにしてください。

いくら自分の強みであっても今いち新しい職場とマッチしていないのであれば別のアピールポイントを訴求する方がよいでしょう。

30代でおすすめなスキルはマネジメントスキルです。マネジメントスキルは業界職種に限らず30代以降のビジネスパーソンには必ず求められてくるスキルです。にも関わらずしっかりとマネージメントスキルをアピールできる人は以外と少ないです。もし迷われたらこれまでのマネージメント経験を振り返りアピールできないかを探ってみてください。

オリジナリティのある経験で納得させる

30代の転職者はスキル以上にこれまでの経験をみられます。

自身のこれまでの経験を棚卸しして、新しい職場で活用できるような経験を自己PRに盛り込みましょう。

経験の広さをアピールするのものよいですし、深さで勝負するのもよいですが、企業にちゃんと響く内容になっているかに注意しましょう。

人間は誰でも物語が好きです。経験をアピールする際は紋切り型でななく、あなた自身のオリジナリティある話しを展開すると印象にも残りやすくなります。

業界や職種が違ってもこれまでの経験を鑑みて「これだけの経験をしている人なら大丈夫だろう」と企業側が感じられれば内定にも近づきます。

新しい職種や業界の実績をいれて理解を示す

応募する新しい職種や業界の実績を自己PRに入れられるとベターです。

例えば営業からマーケティングに転職したい場合、これまでマーケティング部門との仕事経験や個人的にマーケティングの真似事をした経験などを入れます。こうすることで企業側も「この人はただマーケティングの仕事に夢見ているだけでなくて、業務内容を分かった上で転職をしようとしているのだな」と感じ、安心感につながります。

もしあなたが「マーケティングに行きたいけど、これまでずっと営業だからマーケティングはしたことないよ」ということでしたら、今から出来るだけ個人的にマーケティングの真似事をしたりマーケティング部門と仕事をしてみることをおすすめします。全く経験のない仕事はへの転職は仮に内定がでても働きだしたら職種がイメージしていたのと違うということが起こりえるので要注意です。

企業研究をして企業のニーズを理解する

これまであげた3つのポイントの土台になるのが企業研究です。

独りよがりな自己PRを避けるためにも最低限の企業研究をしましょう。

応募している企業がどんな人材を求めているのかを確認し、その上で自分のもっているスキルや経験のうち、どのポータブルスキルが響くのか、どういった経験であれば新しい職場でも活きるのかを考えて自己PRを組み立てます。

企業のニーズと自分の強みをうまくマッチングできると結果はついてきます。

未経験転職の自己PRの例文

未経験転職の自己PRの例文

最後に未経験転職の自己PR例文を紹介して終わります。

マネージメントスキルのアピール例

私は強みは仕組み化するマネジメントです。

若手メンバー3名の営業組織のマネージメントを3年経験しました。当初エースに頼りっきりな組織でやる気が低迷、売上未達となっていた状況を打開するべく誰でも一定の成果がでるように仕組みかに取り組み、結果として2年目以降は目標売上130%達成、利益率も4.5%改善することに成功しました。

具体的には商品ごとのプレゼンのマニュアル化、客先でのヒアリングシート、販路別の攻略シートなどを作成しメンバーのサポートに努めました。一度大事なプレゼンテーションで私が不在という事態になりましたが、残っていたメンバーがプロジェクトよく理解をしており私抜きでも受注を獲得してくれたのはよい思い出です。仕組みをつくることにで誰でも一定の成果がでるということにやりがいを感じ、現在新しい営業サポートツールのプロジェクトにも参画しております。その中でより経営目線の仕組み化に従事したいという想いが強くなり今回の経営戦略部門の求人に応募させていただきました。

これまでの末端営業及びマネジメントの経験を活かしながら、御社にでよりスケールの大きい仕事して貢献したいと考えています。

ポータブルスキルのアピール例

私の強みは思考力と完結力です。

既存顧客では頭打ちであった売上を伸ばす為にこれまで誰も手を付けていなかったヘルスケア、ホスピタリティ業界への営業を開始。初めは全く手応えがなかったのですが、これまでエンドユーザーばかりに営業に行っていたのをプロジェクトマネージャーへも促進。パーティーへのインバイトなど様々な思考を凝らしました。結果として会社として初のホテル向けの大口受注につながりました。

コロナ化で売上が激減した際も、マーケティング部門と情報システム部と連携し1ヶ月でECサイトを立ち上げ売上確保に尽力しました。ECサイトは年間3000万円を売り上げるまで成長しました。

御社は新しいチャレンジを歓迎する文化があると感じており、私が培ってきた試行力と完結力を充分発揮できると考えております。これまで営業としてキャリアを歩んできましたが自身の強みである試行力をより活かせるマーケティング職への転職を希望します。

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この記事を書いた人

Work Goの代表
「やりたいことがわかない」と苦しみぬいた30代から一新。39歳で未経験転職で年収UP、残業減に成功。
プライム上場ホワイト企業に勤務するかたわら副業、投資、子育てに奮闘。
「30代後半からでも変われる!」をコンセプトに情報発信中

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